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フコイダンとは?

フコイダンとは?

フコイダンは硫酸化多糖体の一種で、モズク等、褐藻類の表面を覆うヌルヌル成分に含まれていて、水溶性食物繊維の一種です。化学的には、硫酸化フコースを主とする多糖体です。海藻類全般に含まれる硫酸化アミノ多糖類(食物繊維の一種)の総称をいいます。

このヌメリ成分は海藻の種類によって構造や含有量が違いますが、モズクに最も多く含まれる「硫酸化フコース」というヌメリ成分に(のり・メカブ・コンブの5倍〜8倍の含有量)栄養があることが分かってきました。

フコイダンは、今から約90年前の1913年に、スウェーデンのウプサラ大学のキリン教授によってコンブのヌメリ成分のひとつとして発見されていました。分子構造が複雑で、抽出や分析が困難であったことから、近年まで研究されることがありませんでした。

褐藻類のフコイダンは、このように糖がいくつも結合しあってくっついた「多糖体」に分類されますが、構成する糖には、「フコース」「キシロース」「ガラクトース」などの種類があり、これを一般的には、SQAG「糖脂質」と言います。

フコイダンについては未だ明確な定義づけはされていませんが、通常構成糖にフコースのみを持つものをフコイダン、フコース以外の糖を含むものをフコイダン様多糖体と称しています。しかし、これらを総称してフコイダンと呼んでいます。フコイダンの性質は高分子多糖体といって、糖質が複雑に絡みあった構造をしていることが分かってきました。


最近の糖脂質に関する研究発表(2006年10月/日経より抜粋)

海草の「糖脂質」SQAGに副作用のない、がん増殖抑制作用
東京理科大、海草由来の「糖脂質」に放射線がん治療に効果を強める働き

東京理科大学の坂口謙吾教授らのグループは、海藻のスギノリから取り出した「糖脂質」と呼ぶ物質に、放射線がん治療の効果を強める働きがあることを、動物実験で確かめた、と発表した。この糖脂質はがん組織に集まる性質があり、体内に入れて放射線を照射するとがん組織は壊死し、大きくならなかった。

研究グループは今後、札幌医科大学や東京医科歯科大学と共同で臨床応用を目指すと説明している。坂口教授らはスギノリから抽出したSQAGと呼ぶ「糖脂質」に、がんの増殖を抑えることを発見した。人工合成して作用を詳しく調べたところ、がん表面にある抗原とくっつき、がん組織周辺に血管ができるのを防ぎ、副作用がみられなかったのが特徴という。


糖脂質とは

グルコース(ブドウ糖)、ガラクトース(Gal)、マンノース、N-アセチルグルコサミン(GlcNAc)、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)、フコースキシロース、シアル酸などの糖は、複雑に連なって、糖鎖を形成する。

糖鎖は、蛋白や糖脂質と結合して、糖蛋白質や、糖脂質となり、結合した蛋白質や脂質を安定化させたり、蛋白質のタグ(荷札)として細胞間での情報伝達に、重要な役割を果たしたり、プロテオグリカンとして水分を結合させ組織を保護する。


フコイダンに関して

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